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2013/05/13

みてみて☆こっちっち

誰かが「電気グルーヴのポケットカウボーイっぽい」と言っていたがなんとなく納得のいくこの曲はカウボーイで無くポケットモンスターのエンディングテーマに採用された。ミドルテンポのテクノポップ。

  電気との類似性はサウンドやテンポもあるとは思うのだけど、やっぱり少しオリエンタルな感触のメロディライン(主にサビ部分)のせいで感じるんだと思う。電気の様に変態的なアレンジではない分遥かに優しくて、子供番組の特にエンディングには合っている。 

 それに比べヴァースとミドルエイトがエモーショナルすぎる印象があるのだけど。ヴァースはまだしも、ミドルはちょっと大げさかな、とも感じた。もう少しシンプルな作りでも良かったかもしれない。4分は長い。この曲なら用途的にも、2分程度で良かったはずだ。7分でも長くない曲もあるし、4分でも長い曲もあるのだ。

2013/05/11

PUSH

Z女戦争EPはジャケも3種類あるし、またしてもトリプルAサイド的なシングルなのだけど、CMでも使われて比較的メジャーな立場になったのはこの曲なんじゃないだろうか。曲の雰囲気も「いつものももクロ」で、長さも普通だからむしろ「Z女」よりとっつきやすかったのではないか? 

 アッパーな曲調と歌詞は「モノノフ」好みであり、ライヴでのパフォーマンスを期待されている曲の一つでもあるが、曲、詞ともに過去の楽曲の焼き直し(D'の純情とか)という印象が強く、また、当時のライヴでの演出(オープニングに君が代を歌うなど)と相まって「ももクロの右傾化路線」という印象も付加されてしまい個人的には印象の悪い曲。勿論考えすぎではあるけど、なんか押しつけがましくて嫌だった。
 右傾化問題はともかく、サビの「負けたくない」の連呼などは「またこれか」と感じてしまった(猛烈やZ女では気にならなかったのだけど)。ソロパートの割り振りも「いつも通り」という印象。

  面白いのは、前半まで「日本応援」的な歌詞であるにもかかわらずミドルエイトの部分から突然パーソナルなラヴソングに変貌してしまうところ。ここまでの酷評の流れだと「唐突すぎる」と批判したいところだが、唐突が更に変な方向に振りきれてしまって逆にももクロらしささえ感じさせてしまった、という、まあ狙ってはいないんだろうけど。

2013/05/09

Z女戦争

 作曲は相対性理論のやくしまるえつこ(ティカ・α名義)。7分を超える曲として話題になったシングルだが普通の音楽ファンにとってはとりたて騒ぐ長さではないだろう。曲の長さは確かにあるのだが、様々なパートがめまぐるしく登場する為あまり長さは感じない。しかもイントロ無しで始まり、途中短い間奏があるだけでほぼ歌いっぱなし。ファンならあまり冗長に感じることは無いのではないだろうか。

  CDを持ってないのでクレジット関係が解らないのだけど、比較的ロック寄り、生音(風)のサウンドを活かしたプロダクションになっていて聴きやすい音。打ち込みの人がやりがちな音を詰め込み過ぎる感じもあまりなく、(この時点での)ももクロの楽曲中でも数少ない音の隙間が聴ける曲の一つ。だから長いし、構成パーツも多いけど重苦しくならない。こんな曲なのに清涼感さえ感じる理由はそういったところにもあるのかもしれない。

  従来通りのイメージで詰込み気味の歌詞をコミカルに聴かせるヴァースからフィル・スペクター風というか歌謡曲風というか、メロウに落としていくブリッジ、そこから再びサビに向けてアッパーにしていくという構成がメイン。2回登場するブリッジは杏果以外の四人が担当するのだが、この曲全体的に杏果が目立たない。猛烈で全般に美味しかったからバランスか?

  まあ、確かにこのパートには他の四人の声質が合ってるのは事実で、使い方としては正解。サビのソロパートでも同じような配置がされており、こういう「昭和っぽい」メロディには実は杏果ってマッチしないことに気付かされる。他の四人に比べ彼女だけ「J-Pop的」シンガーなのがその原因か。逆に普段ヴォーカルで特筆することが何もない玉井のハマりっぷりが凄い。

  後半の短い間奏を挟み「合唱」パートがあるのだけど、折角のこういうパートで、しかもメンバーが順に入ってくる構成なのに完全にユニゾンなのが不満。ここは2〜3パートでいいからハモって欲しかった。動きも無いからライヴでも再現させやすいだろうに。これは本当に残念。

  最後に、PVで巨大バズーガを担ぐあーりんの「大男キャラ」っぷりが完璧すぎて音楽レビューとしては完全に余談なんだけど触れずにいられませんでしたよ。