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2014/08/01

ももクロ夏のバカ騒ぎ2014 日産スタジアム大会~桃神祭~

 ももクロにはすっかり飽きていたし、当分ライヴを見る予定はなかった。ましてや昨年酷い目にあわされたサマーダイブ。金払って不機嫌を買いに行くのか?あり得ない。佐々木敦規の仕事に金を払うなんて選択肢は、おそらく一生無いんじゃないか、くらいに思っていた。

 ただ、Twitterで知り合ったももクロ仲間達は(多分ももクロよりも)好きだし、暫くご無沙汰をしていたし、遠方から来る奴らもいるのが解ってたから、この機会に顔だけでも出して、挨拶できたらいいな、と思っていた。で、帰りは横浜のジャック&ベティで映画でも観て帰ろう、と。

 まあ、そう思った時点でなんかあったんだよね。最近俺はこういう「縁」とか「流れ」みたいなのは信用することにしているし、それで色んなコトがよい方向に進んでいるからそういうものなんだろう。ともあれ、スタジアムに向かう電車の中でTwitterのやりとりをしているうちに、新横浜に着く頃にはライヴを観ることが決まっていた。

 会場に着くと予定通り仲間とだらだら過ごす。まあ、この辺はライヴレポートではないので省略。嬉しい出会いもあったんだけどね。ともあれ、開演の40分ほど前には会場入りする。西日が差し込む会場は異常なくらい暑い。何もしてないのにだらだらと汗が流れる。ライヴ観るつもり無かったからタオルハンカチ2枚持ってるだけだし、不安。

 ステージは定刻、16:30にスタート。とはいえ、いつものメンバー紹介とオープニングフィルムからで、コレはもうワンパターン出しセンスもないし退屈だからやめて欲しい。こっちは暑い中待ってるんだからクソみたいなフィルム流してるヒマあったら歌聴かせろ馬鹿野郎。

 で、まあ、オーバーチュア。からの、なんだか和風の、お祭り風演出はさんでの、ヒダノ修一社中による和楽器をフィーチャーしたアレンジの天手力男からスタート。コレは嬉しい選曲。下馬評ではどどんが節とか言われていたけど、桃神祭というコンセプトにはマッチしている。個人的に好きな曲だしねー。更にワニとシャンプー、黒い週末とたたみかける。狭い日産スタジアムのスタンドで踊るのは厳しいがこの流れではテンション上げずにはいられないのだ。食べながら歌うという演出で黒い週末を雑に扱われている気はしたけど、なんとなく「馬鹿騒ぎ」「夏祭り」コンセプトだからいいか、と思えて、あんまり気にならなかった(但し、あとからこのネタは佐々木によるエビ中からのパクリと聞いて、鼻で笑った)。でもまあ、こういった「縁」で軽い気持ちで入った以上、この3曲でそれなりに満足しちゃって、既に「来て良かったな」と思ってる自分がいる。

 一旦満足するとステージそのものに対する視線はシビアになるんだけど、それによってテンションが下がることはない。3曲でとりあえずおっさんの体力は使い果たしたので少し引いて観る。

 気になるのはステージセット。オープニングフィルムの段階で気付いたけど、正面の三分割スクリーンはクソ。フィルムの段階で「字幕が死ぬほど読みづらいな」って言って笑ってたのだけど、本編に入ると、そこにメンバーのアップを映してしまうと酷いことになることが解る。顔の真ん中ぶった切ったりさ、一番笑えるのが、中央のスクリーンに顔が入ると耳あたりくらいが左右のスクリーンに映るから、異常に顔がでかく見えるんだよ。もう、コレ作った奴(佐々木敦規か)センス無さ過ぎる。

 5億円かけたというセットも微妙。とにかく存在感が平板。中央の神社(?)に全く存在感が無くて、何らかの演出に使われたのもせいぜいD'の純情で悪役が走り回ったくらい。ももクロが上に登ることは一切無かったし、窓の部分におざなりなイルミネーションがあるくらいで中途半端にしか見えなかった。

 この建造物、実際には主にバンドの演奏用ブースとして使われているんだけど、ゲスト扱いの筈のヒダノ修一もこの中にいるもんだから全然目立たないし、あと、建物の中のバンドがスクリーンに映ると、全然関係ないスタジオで淡々と演奏しているだけ、って印象に見えて、つまり全然ライヴ感が無いのね。

 で、この建物を含むメインステージから、飾り気のない通路が周囲に張り巡らされてアリーナ後方にサブステージ。通路の途中にはいつものリフト。サブステージの舞台はせり上がり式、と全く普段と代わり映えのない構成で、佐々木の引き出しの無さを露呈。まあ、余計なコトやらない分逆に良かったと言うのも圧倒的にホントだけどね。むしろ佐々木が引き出しを使い果たしたことに感謝、か。

 ちなみに今回は普通にアリーナに客が入れられていて、つまり去年のアリーナの使い方は国立競技場使用に向けたポーズだった、と言う事実も露呈したんだけど、アリーナ中央に花道がないから、メンバーは常に周辺の通路で移動することになる。当然反対側のメンバーは見えないし、スクリーンのカメラワークが悪いから移動を始めるタイミングが、画面観てると解りづらくて、気付くと生のメンバーを見失ってることが多々あった。曲が終わってから「なんだ、サブステージで歌ってたのか」なんてコトさえ。

 まあ、俺が3割近くの時間座ってた(=スクリーンしか見えない)せいもあるとは思うんだけどさ。

 4曲終わって気付いたのは、MCが凄く聞き取りやすかったこと。今まで観た大会場のライヴはどれもMCが反響しまくって、しかも若い女の子のとりとめないキャピキャピ会話だから何言ってるか全然解らなかったんだけど、今回そういう瞬間はなかった。あと、もう少しライヴが進んでから気付くんだけど、トラック使ってる曲とバンドがやってる曲での音圧差も気にならなかったのね。それは何故か、と考えたら、多分全体の音量が低めに抑えてるんだ、と。だから音響的には聴きやすかったけど、コールに全部がかき消される曲も多かった(特に座ってるともうステージの音は殆どきこえない)し、堂々平和宣言とかみたいな踊りたい曲で低音が出てこない。だからこの辺は痛し痒しだったね。客が騒がなければ聴きやすくて、良かったんだけどなー。

 随分長文になったけどまだ5曲目だ。

 Contradictionを久々に聴いたのは良かったけど、次の泣いてもいいんだよはやっぱりどう聴いても退屈。それから休憩タイムに入ったので飲み物補給に出たら、もう長蛇の列。このタイミングでMCって解ってたら曲の途中で出れば良かったよね。しかし並ぶうちに「熱さ対策としてのかき氷」を発案した。天才である。シロップをかけないかき氷は食べて良し、身体にかけて体温を下げるも良し、の万能薬である。真似するように。ただ、ドリンク列に並んでる間に笑顔百景とどどんが節が終わってしまった。まあ、この2曲ならいいか。結局客席に帰ったのはココナツの途中。なんか変なテンションで踊りながら客席戻ったなぁ。

 キミとセカイ、サラバ、労働讃歌のパートは非常に盛り上がるんだけど、もはや安定。続いて「アメリカからのメッセージが」と言うんで、このタイミングだし、まさかレディ・ガガ!?と期待したら田中将大。「なんだ野球かよ」って呟き着席。そのままMy Dear Fellowで、なんかこの曲田中に向けて作ったとかそういうのらしいね。ふーん、って感じで盛り上がりもせず。ここから川上アキラ〜ボイストレーナーの登場までの流れが個人的には一番テンションダウンした瞬間。どうもスタッフが前面に出る展開嫌いなんだよな。なんか最近川上アキラ嫌い。
 
 この辺まで観てて、特にこういうインターミッション観て思うんだけど、なんとなくもう納得しちゃったというか、良く言えば安定感、悪く言えばマンネリ。「あ、もうこれ以上の展開はないな」「悪くもならないだろうけど良くもならないな」と思ってしまったのは事実。多分、佐々木敦規に演出させてる以上これが限界で、良くも悪くも新しい展開が必要なら彼をクビにする以外の道はない。

 まあ、メンバーにも非がないと言ったら嘘になるんだけど。雑さは目立ったな。楽しそうで、気楽そうで、しかも安定してる分雑に見えた。行き届いてない感じ(特に玉井)が目立ったな。高城は相変わらず真剣勝負感じたけどね。

 閑話休題。衣装替えしてNeo Stargate。もうイントロ(カルミナ)はいいんじゃないの。なんかだれる。そして相変わらず使い勝手のいいLost ChildでなんとなくEDM的なパート。踊りどころですな。この辺で思ったのかな、ああ、高城ってすごくいい声してるな、って。前から思ってはいたけど、なんか実感した。
 
 ここでMCから新曲紹介コーナー。セーラームーンのOP/EDらしく、俺はここではじめて聴くのだけど、Moon Prideはセーラームーンとももクロの折衷点、という感じの可もなく不可もない、まあ要するに両方のファンが安心する落としどころで作りました良いお仕事ですね、って言う感じ。月虹は、なんかつまんないバラード。5th Dimension収録曲でももクロのバラードのレベルが一気に上がったと思ってたけど、また戻っちゃったなー。そのままコノウタに続くんだけど、まあこのブロック、俺は座ったまま。
 
 まあ、個人的意見としては「セーラームーンを意識した衣装」「美少女戦士になった気分」って言うなら、ちゃんとレオタード系の衣装にして玉井詩織の脚線美をがっつり見せなさい、と。中途半端なんだよ。脚見せろ脚。脚だよ。玉井の脚見せないでどうするんだ。

 MCからの流れで、杏果の加入5周年の話になると、客席は緑のライト一色に染まる。が、ここで杏果はひたすら余裕の表情。コレが俺的には「おおっ!」ってなったね。当然、いつもなら号泣の展開じゃん。それがもうね、「ふーん」って顔なのよ。杏果は終始楽しそうだったし、気楽そうだった。それは凄く良かったと思う。

 で、天竜源一郎登場となるんだけど、個人的には彼のしゃがれ声をいじる展開はどうかって思うんだよねー。ご本人の懐の深さで成立してる演出だよなー。まあそれはともかく、玉井のビンタは破壊力を増してたね。奇しくも黄色のTシャツを着ていた天竜とビンタ共演して欲しかった。清野氏は死ぬだろうけど。眼鏡見つかって良かったねえ。

 ラストはDNA、そしてまたしても新アレンジの走れ!。展開を変えるとついて行けないモノノフに笑ったが。俺の問題点はアレだよね、ももクロ的には終盤で最高に盛り上がる筈の走れ!とかあの空とかコノウタとか、こういう曲があんまり好きじゃないところだよね。尻つぼみになっちゃうんだよな、いつも。

 とは言え、アンコールはアレが来る!と思いながら再登場を待つ。そして、オーバーチュア的なのに導かれつつ、和風新アレンジを施した怪盗少女でアンコールはスタート……なんだけど、このアレンジあんまり良くないよね。グルーヴがなんか纏まらない。バンドと和楽器隊のすりあわせ不足は随所で感じたな。そして終盤をせり上がったサブステージで歌うんだけど、なんか足場悪そうでジャンプが心配だったのと、ラストで遠くに行っちゃわない杏果に物足りなさを覚えたりも。

 次が鋼の意志とキミノアトで、退屈。鋼始まる前の煽りのMCで、次の曲が何か気付くにつれテンションが下がる俺がいる。周囲が拳を揚げる中、ひとり着席する。アンコールなのにつまんねー曲やるなよなー、って思いつつ。でも「最後はアレに違いない!」と思いながら立ち上がると。

 あれ?チャイマじゃないの!?猛烈!?……うーん、まあいいや!コレもまあ好きだし。そういえば本編で演ってなかった。しかし猛烈EPからの皆勤率高すぎないか。毎回3曲揃って演ってる印象がある。終盤は例によってメンバー紹介で引き延ばす。でもチャイマや労働ほどガツンと嵌らないんだよなー。悪くないけどねー。

 高城の早変わりについても触れる必要があるだろう。前回の失敗のリベンジがしたい、と同じ衣装で挑み、あえてネタを仕込むもスカートを脱ぐのに失敗しネタは滑り気味。そして、下に履いたトランクス風衣装には突っ込みが入るも、何故かスタッフTシャツ(前の曲の最中既に見えていた)に関してはスルーされるという仕打ち。

 ラストのMCも感動を排除したぐだぐだなもので、去年のツアーの馬鹿っぽさを思い出して良かったな。特に夏菜子の(自己紹介の二十歳コールも酷かったが)客を馬鹿にした態度は磨きがかかっている。多分この子は本当にアイドル界の頂点に立っているな。馬鹿、と言う意味で。

 あ、最後に。触れ忘れてましたけど、結局今回の感想を集約すると「あーりん可愛いな」ってコトでした。

2014/01/10

3Bjunior Live Final "俺の藤井"2014(LV)

某所で「俺の藤井」LVを観てきた。どこで観たかは秘密。

 勿論、ももクロ以外はようやくエビ中を聴き始めた程度。勿論「藤井」が誰かも知らない。場としては基本アウェイなんだけど、映画館と言うことで座ってゆっくり観よう、というスタンスで。しんどければ外で休んでもいいか、程度の気分で観ることにしていた。まあ、結果としては全部観てしまったんだけど。

 行く前にも「幼女芸能に耐えられるか」という話を同行者としていたのだけど、オープニングのみにちあベアーズはまさしくそれであった。でも、楽曲とサウンド及び見せ方のコンセプトが思いの外しっかりしていて、予想外に見やすかった。曲も適度にファンキーで悪くない。チアという方向性のおかげで歌わないメンバーが無駄になってないのはいいことなんだろうな。

 次のたこやきレインボーが観ていて一番しんどかった。色分けのせいでももクロ、しゃちの更なる焼き直しに見えてしまうこと(なにわのはにわは猛烈のパーツをばらして組み直しただけの曲だ)、無理に「面白い大阪人」を演じようとして空回りしている感覚、それに、トラックの音像が異様にぼやけていて、歌も含めて何を演ってるのか全然解らない。音数が多すぎるのかとも思ったが、しゃちやももクロはもっとクリアだったからこのグループの録音の問題だろう。これはちょっと、コンセプト、サウンド共に色々見直してあげないと不幸な結果になりそうな予感。

 KAGAJO 4Sは既に解散が決まっているという。基本的に可愛い子の集まりだなぁ、とは思ったけど、まあ取り立てて引っかかりもない、先輩格に当たる他の連中と似たような路線をより地味に展開している印象。一番一般ウケのしそうな綺麗な子が全く歌が歌えていない、ってのもなぁ。言っちゃあ悪いが、限界を感じる。

 チームホタルイカは「子供がいっぱい出てきたなあ」「全員マイク持ってるけどワイヤレスのチャンネル数足りるのかなあ」というイメージだけ。続いて出てきたチーム大王イカは「歌の下手糞な子を集めたグループなのかなあ」という印象。そしてこの「イカ」というコンセプトはいったいなんなのか。あと、大王イカ終了後のオチのない小芝居はどうやらエビ中の展開に関わるネタだったようで。

 卒業式はまあ、そういうもんでしょう程度の。一人凄い美人が居たなぁ。しかし他の子達と比べると玉井は異質だ。他の3人(誰かは知らん)は所謂美人タイプ。もう明らかに一人だけ育ちが悪そうというか(実際にどうかという話しではない)。それはともかく、「今でしょ」ネタは勘弁して欲しかった。

 後半戦はチームしゃちほこから。オープニング曲、いいくらしはどうやら新曲だったらしいんだけど、コレがまるっきり90年代初頭の、まるでXLからリリースされたかのような完璧なハードコアテクノでグッとくる。同行者と二人して大喜び。勿論303サウンドも登場。俺一人だけ「Aciiiiiiiiid!!!!!」ってなってたのだけど、しゃちの熱心なファンと思われる連中さえ棒立ちでぽかーんとしている。やっぱりアイドルファンは踊れないのだなぁ、と思ってしまういつものパターン。でも、この曲はリリースされたら買いたい。
 他の曲はワリと普通だけど、パフォーマンス的に前半の連中とはレベルが違うな、と思わされた。同行者に言わせると、少し前までは全く駄目だったらしい。成長に驚いていた。期待していた「気狂いじみた曲」こと愛の地球祭は演らなかったのが残念。

 私立恵比寿中学は最近少しずつ興味を持っていたのでそれなりに楽しみにしていた。まあ、俺が大好きなAnother Dayを演らないのは予想済みだけど(フィーチャーされてる子が脱退するって言うから彼女の見せ場としてやることを微妙に期待してた、と言うのも本当)。
 メンバー脱退を控えている状態だったけど、それには特に触れず(おそらく)通常のパフォーマンスを見せて来たのはアウェイな立場としては有り難かった。ここでウェットになられるとこっちは置いてきぼりだからね。
 残念ながら俺の馴染みの深い曲はあまりやらなかったけど、誘惑したいやはいい曲だと思えたし、アルバムで全然いいと思わなかった放課後下駄箱ロックンロールMXがかなり楽しめた。ほうきにフェンダーのストラップが付いていたのには笑った。そして、特に曲終盤での(エア)ウインドミル奏法はフーの大ファンとしても満足出来る腕の振り。あのパフォーマンスすることを許可する。

 ももクロの前に特別ユニットが2曲。ってか、もっとやるかと思ってたら二組で終了。最初のは杏果と、エビのショートカットの子と、しゃちの子らしき3人組で、てんかすトリオと言うらしい。比較的歌が上手い子を集めたユニットのようだ。楽曲はまあ全然面白くないんだけどエビの子が着てた衣装が良かった。可愛いようでちょっとフェティッシュなタイトなラインを見逃す俺じゃないぜ。
 もう一組はエビ二人、しゃち、たこやき(多分)と思われるメンバーでチーム東名阪と名乗りなんかお正月っぽいオリエンタルな曲を歌う。まあ楽しいんだけどそれだけ、というような、お祭り用。
 2曲ともオリジナル曲だが、各グループの所属レーベルの関係から、リリースはあるのだろうか?商売的にはこのまま捨てるのは勿体ないが、純粋に曲としては別に捨ててもいいんじゃないかという感じの2曲だった。

 そしてももクロ。やっぱり格というか、場慣れ感が全然違う。卒業式より前登場グループと、しゃち、エビと、ももクロっていう3組に分けて考えた方がいいのかな。このレベル差、と言う意味では。厳密にはしゃちとエビにも格の差を感じたけど、まだ同じ括りに入れられるレベルな気がする。
 選曲も、他のグループのファンも多い場だというのにヒット曲オンパレードは避けていきなりBirth O Birth、仮想ディストピアという流れ。そしてももクリ新曲の泣いちゃいそう冬。広瀬香美作曲と言うことで、さぞかし糞だろうと思って聴いたらそれほど悪くない。いや、つまんない曲だけど、メンバーが可愛く見えるから良いかな、と思った。それはmiwaのいつか君がも同じ。そういえばこの曲で斜め下からのアングルで高城が映ったとき、miwaに似て見えたな。それとどの現場でも空のカーテンで踊ってるのが俺一人、って状況はどうにかならないのか。
 後半は労働讃歌、怪盗少女と、ようやくヒットソングを持ち出す。流石に盛り上がりは凄くなったが、MCを挟んで新曲の鋼の意志を演ったところでテンションダウン。なんだか妙に退屈な曲で、スタンドマイクのせいでメンバーの動きもないし、サビの音程が変だし、なんかいいところが一個もない感じでこの曲がラストってのは酷いな、と思った。

 このあとアンコールという形を取るかと思っていたのだけど、そのままももクロが全出演者を呼び込むかたちで新曲七色のスターダストを歌う。こういうコールとかうりゃおいとか入れようのない曲はいいなぁ、と思いながら聴いていたことは秘密だ。俺、この曲結構好きよ。普通で。

 最後は出演順に退場。エビと一緒に高城、夏菜子がはけようとしたり、ラスト卒業生チームで締めようとしてネタに詰まり、またしても「今でしょ」をやってしまう玉井など、まあグダグダなのはこの連中、多分この事務所全体の持ち味なんだろう。

2013/10/22

涙目のアリス / ありがとうのプレゼント / 津軽半島竜飛崎 / だって あーりんなんだもーん☆ / 太陽とえくぼ

白秋第一部では各メンバーのカヴァーと、オリジナルのソロ曲が1曲ずつ演奏されるという形態を取っている。今回はソロ曲の方を簡単にレビューする。

 涙目のアリスはアコースティックなアレンジになり、オリジナルより哀愁感が増した。反面、80年代臭さが抜けて玉井との親和性が若干下がったか。ただ、オリジナル音源より歌のレベルは上がっているので上手く対応しているように聞こえる。

 ありがとうのプレゼントは、生バンドによって原曲のトラックの安っぽさが払拭され、杏果も少し上手くなった分、あのどうしようもなく嫌いな感じを受けなくなっている。こうなったところで好きとは言えないけど、オリジナルヴァージョンより遙かに聴きやすい。

 津軽半島竜飛崎は……コレはまあ、特に言うことはない(笑)いつもの高城れにです。原曲とも大きく違わず、歌もまあ相変わらず。コレはこういうものなんだろう。

 問題の(?)あーりんだが、この場でだってあーりんなんだもーん☆を演るという暴挙をもってどうしようもないほどのあーりんぶりを見せつける。ってか、ここでのあーりんとモノノフの弾けぶりを見ると「秋桜」は双方にとってストレスだったのでは……?とさえ思ってしまう。あとシンセ音をアコースティック楽器で再現してるのは面白い。「あーりんりん」のパートを歌うコーラス隊のプロっぷりも讃えたい。

 太陽とえくぼのアコースティックアレンジはなかなか嵌っていて気持ちよい。渋谷系のこういう展開もお馴染みだよね。原曲はMy Ever Changing MoodsだったがここではAll Gone Awayという感じ、と言えば解りやすいだろう。夏菜子の歌に関しては、「初恋」と同じです。来るよなぁ。

秋桜 / 初恋 / 襟裳岬 / 少女人形 / なごり雪 / 神田川 / あの素晴らしい愛をもう一度

初回盤のボーナスディスクとして収録された「白秋」は、ももクロ初のライヴアルバムとして位置づけできる作品でもある。ここでは各メンバーによるカヴァー曲を紹介する。

 秋桜はそもそもこのイベントの契機ともなった曲。以前のライヴでこの曲をカヴァーし、大失態を晒したあーりんのリベンジがイベントの目的の一つだったことは間違いないそれをあえてアタマに持ってきたのはスタッフの意気込みか。
 出来は、勿論前回の失敗を踏まえて比較にならないほど良くはなっているが、まあ音だけで、後から聴いてしまうとひいき目に見ても「それなり」と言うのが限界。特にヘッドフォンで聴くと「うわっ!下手だな!」と思ってしまった事実もあり。ファンとしては暖かく見守りたいが。

 初恋は夏菜子がソロで歌う。彼女の「歌力」が相変わらず良く出ていて、多分このライヴ(勿論未聴の第2部は除く)中のベストパフォーマンス。上手い下手ではなくて伝えてしまうというのが夏菜子の強みで、これだけはもう野生以外の何物でもなくて、努力型の杏果やあーりんには羨むよりほかないのだろうなあ、と、聴きながら思ってしまうのだ。悪いケド、俺は原曲より好き。特に声が。

 襟裳岬は高城がヴォーカル。何故かここでは妙に鼻が詰まった様な声なんだけど、注目したいのは普段のライヴにおける彼女の悪いクセが全く出ていないところ。リズムも外さないし、下手なりに音程も外さない。つまりアレはダンスに気を取られすぎたが故の現象だった、というコトがよく解るのだ。まあ、パフォーマンスそのものは、それなり。それにしてもこの子の声は可愛いね。

 少女人形という選曲は玉井詩織にはベストチョイスとしか言いようがない。似合いすぎてるのはともかく、相変わらずソツのないパフォーマンスで語るべきところが無いのも例の如し。思ったまんまの歌唱がそのまんま出てくるのね。はい、はい、これ、これ、って感じ。玉井も鼻詰まってる?

 杏果はソロではなく南こうせつとのデュエットでなごり雪を歌う。楽曲のセレクトのおかげか、杏果癖(喉治療前)が適度に抑えられて悪くないのだけど、デュエットの弊害としてオリジネイターと直接比べられてしまう不幸が。表現力のレベルの差を目の当たりにされてしまうのは可哀想だが、それでも健闘している感はある。

 ラストの神田川とあの素晴らしい愛をもう一度は南こうせつ中心のパフォーマンスであり、あまり特別にどうこういうものではないだろう。

2013/10/20

ももクロ秋ツアー「GOUNN」@岡山市総合文化体育館 2013.10.18

そりゃあ俺がツアー遠征するなんて誰も思わないよな。まあ、これには事情があってな。もともと友人と、この時期に遊ぶ約束をしていたわけですよ。別件でね。そしたら何故か「岡山のチケット当たったけど行く?」とか言ってくれるもんだからうっかり「行きます行きます」と、これがまたたまたま仕事の都合上一番休みが取りやすい日だったこともあり。その別件の予定を翌日に入れることで一石二鳥というか、なんか違うな。とにかく、まあ楽しいことが二つに増えるってコトは倍楽しいわけじゃん?

 日産スタジアムで「音楽のライヴ」を期待していたのに「バラエティショー」を見せられてしまって大きな不満が残っていた(勿論間違っていたのは俺なのだけど)ので、ここで「コンサート」が見れるチャンスが貰えたのだから、折角だからやっぱり見ておきたい。行こうと決意した理由の一つとしてソレも大きかったんじゃないかな。

 つーワケで、当日昼前に友人と合流し岡山へ。岡山駅に着いたのは12時半くらいだっけな?当然のように周囲にはちらほらモノノフの姿。とりあえず昼飯、と入った蕎麦屋にもギャラパーが数名。うむうむ、当然と言えよう。宿に荷物だけ預かって貰い、シャトルバスのチケットを入手し、積極的に物販並ぶ予定もなかったのでコーヒーでも飲むことにする。結局会場に着いたのは17時過ぎくらいだっけな。ツイッターのフォロワー達には隠していたのだが到着後「重大発表」と称して遂にネタバラしをしたときのリアクションはここに纏めている。


 さて、会場入り。過去に行ったライヴと比べても圧倒的に小さいキャパで、友人が言うように「客一人一人が見える(視覚的に見えると言うより、存在が見えるというニュアンスかな)分、圧が高い」というのを実感する。なんか開演前に、明らかに雰囲気に押されている。なんか初めてライヴに来るような気分だ。不思議な感覚。
 場所的には2階席の通路真後ろ前列だったのだけど、前が壁になっていて足下が狭い。椅子も跳ね上げられないので踊るには厳しい場所。若干の不安。

 ライヴ本編は新曲「GOUNN」の世界観を強調したコンセプチュアルなもので、俺は見てないけど5th Dimensionツアーの延長線上にあるものだ。今回は既発曲でコンセプトを組んでいるのが違いか。とはいえ、俺は歌詞を覚えていないのでその辺はあまり気にせず通常通りの楽しみ方を決め込む。

 NHK特集かよ、というようなオープニングSE(ツアーサントラにも収録の永井ルイ作品)に乗せて、チベットの僧のような装束のダンサーが厳かに丸いランプを運ぶ。どうにも宗教臭い演出に若干の不安を覚えつつも、始まってしまえばなんだかんだで通常のライヴ。今回は肉眼でもメンバーの姿が充分な大きさで見える。よく見れば表情も何とか解る距離なのでスクリーンは最小限にし、生メンバーを見ることにする。三蔵法師みたいな衣装は、正直あんまり好きじゃないなあ。個人的目玉は天手力男。大好きな曲なんだけどライヴで聴くのは初めて。中盤の殴る振り付けをちゃんと見れたのが嬉しかったなぁ。

 結局、変に説教じみたナレーションにも最初は違和感を感じたけど、良く聴くと意外に当たり障りのない内容で極端に説教臭くなることは避けてる印象。中盤から気にならなくなってきた。最後の方一部苦笑したけど。

 パフォーマンス的には高城の成長がやたらに目について。直前に新幹線でQJ読んで、インタビューで言ってることが大人すぎてしかもしっかりしすぎて驚いていたんだけど、それがパフォーマンス面でも凄い出てるのね。歌とかダンスとかって言うより、見せ方のレベルが全然違ってきてる、っていう気がする。練習とかじゃなくて、なんかの切っ掛けによる意識で全然変わってくることあるじゃん。ああいう感じ。

後半の、タイツ地っぽい衣装に脚の所にぴらぴらしたのが付いた衣装(画像の衣装から頭部の装飾を除いたもの)が良かったね。あのぴらぴらの後ろから脚のラインが時折見えるのがたまらねえのだ。

 脚フェチ発言はさておき。

 宗教臭さを払拭したのが実は夏菜子で。3つめくらいの、菩薩っぽい衣装とメイクで出てきたとき、特にあーりんと杏果(ふくよか組)の「本当に菩薩っぽさ」が凄くて、コレは神々しくもみえるわな、と思ったのよ。
 ところが、夏菜子の歌ってるときの表情がもう神々しさのかけらもない普通の百田夏菜子さんその人以外の何者でもなく、馬鹿で元気で楽しくて必死な夏菜子を神格化するようなくだらないコトは、どう考えても出来ないよね、って思った。それで安心したんだな。このライヴは変な思想や世界観を押しつける物ではない、って思えた。

 新曲GOUNNについて触れると、天手力男+キミとセカイ+80’s歌謡曲的サビ+シタール、という印象。そんなコトもあってNARASAKI作品かとも思ったけど、どうなのだろう。そういえば全体の選曲もNARASAKI率高かった。まあ思った以上に「普通のポップス」ではあったよね。まあ次のシングル曲なんだから当然か。

 たとえ本編の宗教要素に不安が残っていても第二部というか、アンコール的位置づけのパートでのメンバーの極端なまでの馬鹿っぷりを見たら100%安心出来ることは間違いない。いや、こんなガキ共が馬鹿みたいに巫山戯てるのを見る為に岡山まで高い金出して来たのかと思うと。

 俺がももクロのライヴで涙を出したのは初めてなんじゃないだろうか。勿論、こいつらの馬鹿っぷりに爆笑してだ(一部では俺がライヴで号泣したというデマが流れているが……)。いちいち書いても仕方ないから省くけど、とにかく最初のMCから退場まで、歌ってない間は最低誰か一人がふざけ続けているのだ。人の自己紹介邪魔するわ、スカートめくるわ、下ネタかますわ……。ロクでもないことやらかすのが一番はやい玉井詩織が最も生きたのはここではなかったか。

 いや、とにかくヒドかった。ももクロ生で見るのは4回目だけど、こんな楽しいライヴは無かった。緊張と緩和のバランス、極端に見えて凄く良かったんじゃないかな。メンバーもリラックスしてたし、楽しそうだった。大箱はやっぱりプレッシャーも含め、こういうリラックス感は望めないんだろうね。

 ってなワケで、俺は今回この「コンサート」に非常に満足した。細かいところ言えばいくらでも言えるよ。歌は特にかなり雑な部分もあったし。でも、メンバーの楽しさがストレートに伝わってきたうえに、ちゃんと音楽を楽しめたのはとても大きかった。箱の音響はとてもいいとは言えなかったけど、西武ドームや日産スタジアムに比べたら100億倍いいよね。

 そのかわり、「俺はもう大箱のショーは楽しめないかも知れないな」と思ってしまったのは事実。音楽をないがしろにしたバラエティにはうんざりだし、あの音響はやっぱり音楽を聴く環境じゃないよね。
 旅費とかかかっちゃうけど、もうももクロはクノとかツアーだけ見る方が楽しいのかもなあ、と、少なくとも今時点では思っている。

2013/08/05

ももクロ夏のバカ騒ぎWORLD SUMMER DIVE 2013.8.4 日産スタジアム大会

 なんだかんだでライヴも3回目。今回は自力でチケットが取れず、Twitter方面の仲間から譲って貰い参加できるコトになった。

当日は諸事情ありいつもの仲間とは合流せず、会場入り後も暫くは友人とまったり過ごす。このまったりが厄介で、その前から「会話に夢中になり開演に遅れる」ことを危惧していたにも関わらず結局中に入るのは開演20分前というあたふたコース。

 会場に入るとなかなか予想外のステージ構成。「芝生を荒らさないための配慮」とやらがあってのこの造りなのは解るのだけど、「普段サッカー選手だって芝生の上で走り回ってるじゃない?」とか思ってしまう俺はスポーツのことは一切知らない。
 俺の席は「Mid席」と言って、2階スタンドの通路部分に作られた補助席みたいな部分。一見糞席だが、実はここ、通路だけあってスペース充分。つまり、この時点で俺には好き放題踊り、ジャンプするスペース、すなわち「俺のダンスフロア」が保証されたわけだ。期待。楽しむ気満々である。

 サマーダイブのオープニングは「極楽門」のイメージがあるのでまあ冗長なのは想像の範囲だった。それでもOvertureからマーチングバンドの演奏、ももクロが出てきて聖火に点灯、というのはのっけからかなりだれた印象。それでも序盤で集中力体力ともにあるから楽しもうという意志で楽しむ。ここで意志の力を使わざるを得ないことが既に不安要素の一端だったことにこの時点では気付かない。巨大顔面のインパクトで爆笑したのも不安をある程度打ち消してくれた。あーりん、完全におばちゃん面だし・・・。

 布袋寅泰が登場し、ギターソロで君が代を演奏。勿論ジミ・ヘンドリクスのStar Spangled Bannerへのオマージュだが、まあレベル的には1%未満って所か。特にエモーショナルでもなく「ふうん」っていう演奏から「サラバかな」と思わせといて案の定Pushというかなりがっかりなオープニング。個人的に嫌いな曲+かつて危惧した「ももクロの右傾化」路線を彷彿させる嫌〜な出だしに正直落ちかけるテンションを例によって意志の力で持ち直し、ガツガツと踊り倒す。
 続いて本来期待されたサラバ愛しき悲しみたちよ。個人的にはライヴで踊りやすい曲の一つなのでようやく本来のレベルでテンションが上がり始める。エアギターどころかウインドミル奏法を繰り出すスペースがある状態でこういう曲で踊るのは楽しい。
 勝手に踊っていたらいつの間にか夏菜子以外の巨大顔面が反転して中から生バンドが。今回もバンドか!と思うと更にテンションも上がる。音は西武ドームより聴きやすい。音像は相当ぼんやりしているが反響が少ないから何やってるかは結構解る。でも打ち込みと生音の音圧の差が既に2曲目で歴然としたね。

 続いて仮想ディストピア、DNA狂詩曲とダンサブルな曲が続く。サラバからの3曲が序盤のハイライトか。しかしこの時点でハイテンションで踊りすぎておっさんの体力は早くも不安に……。しかも実は入場時点からトイレを我慢していて、やむを得ず自己紹介中にトイレに駆け込む。高城、あーりん、すまん。玉井の途中で席に戻り、罪滅ぼしとばかりに俺にしては珍しく杏果と夏菜子の自己紹介にはちゃんと参加(笑)。しかし2公演連続、「ぜーっと!」のタイミングで水を飲んでしまうという失態を。

 ここで猫ひろしが出てきてだらだらとした展開が開始。ここでトイレ行けば良かった。まあ、既に消耗しかけているおっさんには休憩として機能しているからまだ許そう。走り出す瞬間からZ女戦争という演出は良かった。一部猫ひろし応援フレーズを交えてのパフォーマンス。ただこの辺で「歌唱が少し雑だな」っていう印象も出てきていた。続く猛烈でステージを駆け下り、サッカーコート逆側のサブステージへ。そしてスタジアムには繊細すぎるメロトロンのフレーズを露払いに月と銀紙飛行船。この曲は今回も生演奏ではないのだけど、いつか生で聴いてみたい曲。メモトロンでもいいからさぁ。

 前曲のラストでマーチングバンドが登場したから、後半を演奏して盛り上げるかと思ったらソレは無し。単に彼ら(湘南台高校)の単独演奏に入って休憩タイム。一応DNA演ったりするんだけど、なんか関連性が薄くて演奏は上手いんだけど微妙にしらける。この辺からこの後頻繁に登場する「折角上がったテンションを凄い勢いで落とす」パターンが出てくるのだ。

 休憩が終わり、メンバーはベアダー型のカート(よく見るとスタッフが押している、自走機能はないもの)に搭乗して出てくる。杏果のだけ何故か蛙で(笑)高城でなく杏果がオチを担う珍しいパターン。上を向いて歩こう〜ゲッダーン!のメドレーはアレンジが良くてなかなか嵌っている。この曲は生演奏。テクノポップ的なゲッダーン!を生でやるのはいいね。

 続いてはサマーダイブ定番のココ☆ナツ。折角の生バンドだから例によってガンガン引き延ばしての放水大会かな?と思ったら意外にあっさり終了。流石にマンネリか?そして続いてはワニとシャンプー。夏ソングが続く。ここでなんか27時間テレビのタレントの人が混ざってパフォーマンスするのだけど終盤までその存在に気付かなかったどころか終わっても誰だか解らない。2曲とも曲は楽しくてノリまくるんだけどなんかこう、釈然としない気分が。ヤバい。
 MCを挟んで待望の5 the Power、ってどうしてこの曲では必ずカートに乗せるのか。いまだ正しい振り付けを見たこと無いし、それよりこの曲でメンバーに勝手に踊って欲しいと思っている俺は勿論勝手に踊っている。

 セーラームーンの話……はもうなんか内輪ノリだなぁ、と思ってあんまりまともに聞いてない。まあアニメ版がコケた報告は笑ったけど。ムーンライト伝説は、なんか中途半端に16ビート化したアレンジが全然良くねえな、と思いましたよ。ただ、真面目にハモってるのが嬉しかった。もっとやれ!
 松崎しげるコーナーも……まあいいや。楽しいけどね、あのおじさん。愛のメモリーってももクロライヴ定番曲の一つだよね。モモクリ西武ドーム発表は、この際だから初のLV参戦に挑戦しようかな?って気持ちにも(笑)

 Neo Stargate、宙飛ぶ!お座敷列車と続けたあと、この日最大の悪夢の前兆が。VTRになんか変なテンションの知らない人が登場し、百田夏菜子に短距離走対決を申し込む。ようやくこの時点で俺は「ああ、スポーツ系の流れなんだ」と理解するのだけど(遅い)まさかあんな酷いことになるとは……。

 最上部ステージからメンバーが登場、スクリーンに太鼓の達人のキャラクターが映ったから「もしや暴れ鬼太鼓?」と思ったら何と新曲。ももいろ太鼓どどんが節と言う曲だそうで、怒髪天のメンバーが書いたそうな。悪くない。大好き、ってタイプではないけどね。太鼓系の流れか、いつになく高城がフィーチャーされた曲で、ヒダノ修一のパフォーマンスも良かった。
 上球物語を軽快にパフォーマンス(あーりんが雑なのが少し目立って気になった)した後はアッパーなBionic Cherry。この曲は大好きなので超ハイテンションで踊り狂っていたら変なナレーションが。どうも先述のかけっこ対決が曲の途中で始まるらしい。げーっ!って思ったけど、バックトラックのリズム部分がリピートしていたので無視して踊っていたら、なんといきなり音止めやがる!こればかりはムカっとした。人が踊ってるのを無理矢理止めるのは犯罪ではないのか。いや踊るのが犯罪か。踊るよりスポーツが立派かよ。スポーツ嫌いの音楽好きはいいがかりも付けたくなるものだ。かけっこの結果はどうでもいいし、その後曲が戻ってきたところで歌入りのトラックを使ってるのも糞だと思ったし、もう同じテンションでは踊れないし。最低な気分だ。

 しかもその後なんかサッカーが始まる。もう俺とは関係ないのかな?という気分。興味ないからTwitter見てたうちにだらだら無駄に長いサッカーの途中でピンキージョーンズが始まった。サッカーをバックにしているとはいえコレも好きな曲。でもさっきのかけっこの悪影響で夏菜子はまともに歌えていない。でもどうにか落ちたテンションを無理矢理上げていたら、なんだと!?またしても曲を寸断。そのあとはなんかやってたけどもう知らん。正直この部分でもう、帰ろうかとさえ思ったよ俺は。

 ま、帰らないけどね。

 この後がChi-Maxxで良かった、とは思う。コレが無ければテンションがなかなか戻らなかったと思う。次がキミノアトでまたクールダウンさせられてしまうので流れはあまり良くないが、さっきの悪夢に比べればまだマシだ。キミノアトは上手くなって、以前より悪くない印象になってたな。灰とダイヤモンドとかを通過した表現になってた気がする。

 布袋のバンビーナは、要するにSweetのBallroom Blitzだという結論。コレが終わると次は怪盗少女。仕切り直しには充分な選曲だ。西武に続いての生バンドヴァージョンで、エンディングで例によって端まで走りすぎた杏果が間に合わないのもご愛敬。そして生ヴァージョンこそ至高、むしろ音圧おばけのスタジオ版を遙かに上回るサウンドになった労働讃歌。前回同様のロシア構成主義風スクリーン映像もあってこっちのテンションもようやく序盤の感じを取り戻す。U2っぽいギターのイントロで始まる走れ!も、個人的には好きな曲とは言い難いがこの流れでは勿論最高だ。そしてエンディングはニッポン万歳。定番のトロッコパフォーマンス。

 この終盤で俺に起きた変化は特筆したい。今までは勝手に踊ることに集中していた俺が、コールとかはしないまでも一緒に叫ぶ部分とか、モノノフに同調して動くことが自然に出てきたのだ。コレは中盤の地獄から無理に這い出そうとしたが故の無意識的な行動。あとで気付いて「ハッ!」となった。アンコール中に同行者から「使います?」とペンライトを渡された。普段なら固辞していたと思うけど、この日は素直に受け取った。まあ、持ってみたら結局ドラムスティックとしてしか使えないことが解ったけど。

 アンコールはなんと灰とダイヤモンドから。生バンドでのパフォーマンスで素晴らしかったんだけど、後半の杏果のロングトーンには前回ほどの求心力がなかった。なんだろうね?でもこの曲、どんどん好きになる。そしてコノウタ。これも走れ!同様あまり好きではないけど、今回のパフォーマンスは良かったな。好きになりそうな気配さえ。

 猫ゴールはどうでもよくて、ギタリストがさくらさくらを弾き始める。オープニングの布袋の君が代と呼応したものなのだろうか。そこから笑顔百景へ。コレも今回歌のリズムがイマイチ悪くて乗り切れないけど、まあ既にどん底まで行ったから許容範囲だ。「笑っちゃえ」と言われたら笑ってやろうじゃないか。俺は楽しみたくてここに来たんだ。

 コレがラストはないよな?と思っていて、まあ順当にいけばあの空へ向かってあたりだろうと思ったところにまさかの咳払い!!驚きの黒い週末がエンディングを飾ることになった。勿論生バンドによるハードなプレイを引き連れてももクロが歌う、踊る、笑う(あーりんが)。勿論俺も踊る。今日俺が直前でベストに付ける缶バッジをQuoに交換した意味はここにあったのだ。このハイテンションなプレイで、中盤の怒りは帳消しされた。帰らなくて本当に良かった。楽しいライヴだった、という想いで帰れて、本当に良かったよ。

 ゲストやバンドメンバーの紹介を挟み、最後は野外ならではの花火打ち上げで締め。終わりよければ全て良し、って言うほど寛大じゃないけど、まあ、許してやるよ。ようやく佐々木敦規Disる人たちの気持ちも解ったしね!

2013/04/15

【後編】春の一大事2013 ~星を継ぐもも vol.2 Peach for the Stars~@西武ドーム 2013.4.14

前編から後編の間の約1.5時間でだいぶ立ちっぱなしの疲れも癒えた。前日はCarmina Burana〜Neo STARGATEから始まったというし、まあツアーの流れもあるから同様の流れかな、と思っていたら会場に「走れ!」のリミックスが流れ出す。ほお、こんなオープニングか、と思っていると続けてお馴染みのOverture。なるほど、昨日とはガラッと変えてくるつもりらしい。

 さあ、どう来るかと思ってるとおもむろに高城が咳を!もうこの時点でね、俺的にはこの後どう流れようとオッケーですよ。極端な話、黒い週末とアルバムの新曲さえ聴ければ良かった。他の曲はまあ、状況に応じて何でもいいや、と。でもさ、まさかオープニングとは、って思わないじゃん・・・って、バンド!?ステージ上方には生バンドが!いや、バンドが居るとは聞いていたんだけど、オープニングからとは思わないし、そりゃまあこの曲はバンドで演って欲しいと思うけどさ!いや、うん。もう、俺は充分です。客席でエアギター(昨日を引きずってモロにStatus Quoムーブ!)かましまくってたこの俺さ。
 続くはアルバムから仮想ディストピア→上球物語、そしてピンキージョーンズ。比較的踊りやすい曲しかも好きな曲が立て続けに来てこっちのテンションも最高潮なのだけど、昨日はなんか余計な取材だかが長時間入っての4時間と聞いてるから正直この時点では「まあ3時間チョイだろう」と思っててペース配分なんか考えてなかった。でも楽しいからさ、踊るじゃん。仕方ねえじゃん。あ、上球物語での杏果のリアクションには笑いましたが。

 自己紹介を通常ヴァージョンで見るのは初めて(ぴあでは高速だった)だけど、正直DVDとかで見飽きてるから生でも特に感慨はない。「あー、単に18歳ですで終わりにするんだー」くらいしか思わなかった。ちなみに、「ぜーっと」のタイミングで水飲んでて参加しそびれたのは俺です。
 次はPUSH。俺がこの曲を嫌いなことを知ってる人も多いと思うんだけど、そこは「ライヴを楽しむ天才」なんたってポール・ウェラーとフーに挟まれた稲葉浩志を楽しめた伝説を持つ男だ。嫌いな歌手で楽しいんだから好きな歌手の嫌いな曲くらい楽しいに決まってる。勿論力任せに踊り倒す。
 新曲ゲッダーン!はシンプルなテクノポップで踊りやすいし盛り上がりやすい。コレも好きなのだけど、その次の労働讃歌はこの夜のハイライトの一つだった。前日に続き生バンドヴァージョンで演奏されたその迫力(生ホーンはやっぱり嬉しい!)もさながら、個人的にはスクリーンに映されたロシア構成主義風のアートワークがガツンと来た。この曲にはベストマッチ。Believeは流石に面白みのない曲なので軽い休憩気分。それでもそれなりに踊らずには居られないのはもう性分としか言いようがない。

 Birth Ø Birthはジーザス・ジョーンズ風のサウンドが大好きなんだけど、実際ライヴで聴くとスタンド席では踊りにくい曲という印象。緩急付けて暴れたいのでジャンプできるスペースが欲しかった。続いてContradiction, D'の純情、と相変わらず踊れる曲で攻めてくる。このあたりでどうもこの日のライヴのメインターゲットは俺であることに気付く。なにせ前日は俺の誕生日。誕生日当日に来れない俺のために選曲したと考えると非常にスムースに全てが繋がるのだ。

 MC中に「南国ピーナッツ」こと松崎しげるが例の如く登場。何とこの日は「重大発表をしない」というサプライズが準備されており、愛のメモリーをフルで熱唱。続いてももクロと一緒に客席移動用の車両に乗り込みなんとかっていうサッカーっぽい曲を歌う。
 ここで、俺にとっては重大事件が起こった。歌いながら近づいた客席に手を振るメンバー達。ここで一瞬「夏菜子が俺に手を振った」というファンがよくいう錯覚を感じてしまった。「これか!」とすぐに思った。幸か不幸か俺は冷静なタチで、ここでそういう心理を分析してしまったんだけど、これをストレートに感情で受け止めたら、そりゃあヤバいよ。でもよくメンバーが言う「客席の後ろまで届くような気持ち」ってのが理解できた瞬間だった。

 次のブロックはBionic Cherryからスタート。これは本当に大好きで、ぴあでは聴けなかったから黒い週末と並んで嬉しい選曲。パンク精神のない俺だけど、ちょっとだけ「モッシュしてえ!」って思ったね。ただ折角だからこの曲はばんどで演って欲しかったなぁ。
 続けては永井ルイの本物のメロトロンが流れてきて(バンド演奏ではないので、アルバムと同一トラックね)月と銀紙飛行船。今俺はTwitterのアイコンをこの曲に因んだデザインにしてるんだけど、そのくらい好きな曲。メロトロンの響きが西武ドームに響き渡る!感無量。そしてTwitterのフォロワーの一人が「ライヴで絶対化ける!」と主張してたWee-Tee Wee-Tee。化けたかどうかまでは感じ取れなかったが、圧倒的に楽しいセクションになった。
 ステージ上方にDJが登場したのでてっきり5 the Powerかと思ったらなんと彼のスクラッチプレイから始まる行くぜっ!怪盗少女。しかもバンド演奏で。イントロの歌詞を生でメンバーが歌うヴァージョンは非常にレア。サビの「いくぜLet's Go」の部分の掛け合いはバンドのコーラス隊が担当。これは本当に良かった。エビぞりジャンプも生で見れたしね。ここだけは!と思ってスクリーン見ないで本物を見たよ。あと(この曲に限らず)杏果がやたらバンドメンバー(特にギタリスト)に接近するのが印象的だった。杏果は間違いなくバンドと一緒に演るのが楽しくて仕方ないのだ。

 続いて広瀬香美が出てきたのでトイレ。なんか2曲演ってた。ロマンスの神様ってヒドい歌詞だよね。

 サラバ、愛しき悲しみたちよに続いては新作から5 The Power。初の本格ラップナンバーなんだけど、ライヴで聴くとこんなにテンポ早かったのか、と思う。もう少しゆるく踊れるかと思ったら結局全力だったという(笑)この曲も車両で客席に来ながら歌ってたんだけど、これはステージでもっと自由に動かせてあげたかった気もするな。ワニとシャンプーは安定の楽しさ。ジャンプの高度が高すぎて体制崩して危なかったのは内緒な。スタンド席はジャンプに向かん!あとこの曲杏果の成長が目立ったな。成長ってか、歌い方を直した成果が。

 ここでサーカスみたいなのがヴァイオリンソロをフィーチャーしたももクロメドレーをバックにパフォーマンスを見せる。更に続けて登場したゲストは坂本冬美。2曲を歌ったあとにももクロと一緒に走れ!を歌う。後半の夏菜子のソロパートに代わってリードを取るというレアヴァージョン。
 続いては空のカーテン。この曲の緩い16ビートに身を任せるのはとても気持ちがよい。周囲がペンライト頭拍で振ってるのは異様な光景だったけど。彼らは「バラードで踊ってる方が異様」って思ってるのかな。
 続けてあの空へ向かって、コノウタで本編はエンディング。この2曲が一番俺的には盛り上がらないというか、休憩タイム的な位置づけで盛り上がる予定のアンコールに向けて少しセーブする。
 
 オープニングで演らなかった以上、Neo STARGATEはアンコール頭に持ってくる以外あり得ないと思っていた。予想は見事に的中。この曲の無駄に壮大な雰囲気はライヴ映えする。あーりんのファルセットにオクターブ下で高城が合わせるところが最高に良かったな。
 続いては宙飛ぶ!お座敷列車。スタンドに設置された「お座敷列車」に移動してのパフォーマンス。残念ながら俺の位置だと少し遠いんだけど、これを「残念」と感じてるのが既にアイドルに嵌った証か。
 灰とダイヤモンドがラストに来るという予想はしていたんだけど、正直「大好き」と言える曲ではなく、ここで予想通り出てきたときには「まあそうね」くらいにしか思っていなかった。が、再び「事件」が。後半の杏果のロングトーン。これがなんかやたらに「グッ」と来たんだよね。なんだか解らないけど。

 で、これがラストだと思ったし、あーりんも「ラストだと思っただろ!」とか言ってたけどなんとここでChi-Maxx。しかも勿論生バンド。そして自由度が効くバンド編成ならではの間奏引き延ばし&メンバー紹介入り!更に一旦終わってもう一度エンディングを、しかもラスト部分の「頑張っChi-Maxx〜」を延々繰り返す強引な(笑)。やっぱりライヴのラストはこうじゃなくちゃ!ももクロはバラード系の曲で締めるのが定番だったから、こういう暴走ラストは凄く新鮮だし、俺にはもの凄く満足感がある。ライヴに来た!って気持ちで終われる。

 なんだかんだで4時間15分。なんども「全盛期のZepじゃあるまいし!」ってわめいたけど、ホント凄まじい。4時間続けてパフォーマンスできないよ俺は。パワーありすぎるよ。
 僕らのセンチュリー以外は聴きたい曲全部聴けたんじゃないかな?Z女も猛烈もやらなかったけど、それでこの満足度だもんなぁ。音響は酷かったけどね。でもそんなん織り込み済みだし。いやもう、楽しかった。満足だよ俺は。

【前編】ももクロを見に西武ドームまで出かけた話

 長文になった。流石に四時間に及ぶライヴ+そのまえの「お祭り」をレポートするのは一筋縄ではいかない。前後編でお送りしたいと思う。

Angel Eyes入会という暴挙が今年の頭。折角入会したからには先行予約に応募せねばなるまい、と西武ドーム公演への参加には結構本気で臨んでいた。しかもこの2Days、初日が自分の誕生日と重なるとあってコレはかなり気分的にも盛り上がる。

 そんな体制で心の準備するなか、初日、つまり俺の誕生日当日になんと自分自身のバンドにライヴのオファーが。他人のライヴ(しかもアイドル如きの!)のために自分のライヴを諦めるほどおかしくはなっていない。ここは西武ドームはあくまで一日参戦に絞り、13日は自分の、14日はももクロのライヴでもう完全燃焼デイズにしてやろうじゃねえか、という勢いに切り替える。チケットの応募は念のため両日。13日が当たっても14日との交換材料になる、との考えだ。

 かくして、運良く当選したチケットは案の定というか13日の物だったのだから世の中は面白い。しかもアリーナ。翌日との交換相手はすぐに見つかったが、まあ同等の席という程上手く行くわけもなく、それはもう当然俺が当てたのはこっち、と割り切る。不満はない。

 さて、そういった紆余曲折(って程でもないか)を経て、自らのライヴもなかなかの完全燃焼で終えての4/14当日。前日のタイムラインで昼間から仲間内集まって楽しくやってるので「あ、これはライヴと言うよりお祭りなんだな」と解釈し、少し予定より早めに行くことにする。疲れてるのだけどそこはレッドブル→ビール→ハイボールの連続投入で到着までに無理矢理上げていく。

 着いてみると既に知った顔が物販に一人、喫煙所に一人。そのまま喫煙所にいたら案の定続々仲間が集まってくるのでここからはお祭りタイム。初対面のTwitter仲間と挨拶したり馬鹿話したり。今回はコレ込みが目的だし、その為に早く来たんだからコレが正解。下は高校生・・・いや、幼児もいたな。上は50過ぎのおっちゃんまで、特に違和感なく盛り上がる不思議な光景。流石に10代の女の子3人がキャピキャピ(死語)してるのをおっさん達が囲んで眺めてるのは「ヤバい光景だな」と思ったが。

 長文を延々書いていたらすっかり疲れてしまったところで開場時間。「中に入れば座れる」と気づき、数人で「そろそろ入ろうか」と言っていて一緒に動き始めたら「俺以外」全員黄推し。ここで喫煙所に残った連中からまた冷やかされる羽目に・・・全然気付かなかったよ。

 そんなわけで、後編に続く。

2012/11/24

ぴあ40th MUSIC COMPLEX @幕張メッセ 2012.11.23

 ライヴには行かないと宣言していたはずの俺がこんなコトになってしまったその経緯は省く。簡単に言えばTwitterで知り合った「彼ら」の影響だろう。時間をかけて彼らの熱が俺にもすり込まれていたんだろう。

 チケットを取ったのは結局本番二日前。実際には2週前の段階で「来週末チケット残ってたら行こう」と思ってはいた。が、その週末に腰を悪くしてしまい、楽しみにしていたハードフロアのライヴを断念。そんな状態で7000円のチケットを買う勇気はなかった。
 が、その週のウチに徐々に腰は復調。「コレなら、無理しなければ多分?」と思い、思い切ってチケット購入に踏み切った。天候悪化(低気圧)に伴う腰痛再発は懸念された物の・・・

 かくして当日を迎える。出かける段階で既に雨は降っていたが、腰は大丈夫そうだ。開場は10時だが、物販などでやたら混むと聞いていたので早めに出ることにした。前日の段階では「11時頃行けばいいや」とか思っていたのだけど、結局9時10分頃に幕張メッセに着。すでに恐ろしいほどの行列が。結局一時間くらい並んだのかな。後で合流したTwitter仲間の一人は朝5時から並んでいたという。気狂いだ。

 参加表明していたTwitter仲間と合流して会話を弾ませていれば退屈もせず開演まではすぐだ。俺は彼らとは別に会場内に入り、別のフォロワーの人と合流し暫く会話。位置的には中央(前半ブロック最後列)下手側、ソニックマニアでプライマル見たのと同じような距離。悪くない。実際ライヴが始まったら前方の人たちはどんどん前へ詰めていったので充分な踊るスペースが取れて良かった。

 ほぼ定刻、ステージはOverture〜Z女戦争から開始。この曲は現行の映像作品(12年11月現在)ではライヴを見ることが出来ず、また、YouTubeにも高音質の映像はない(フランスのライヴくらいかな?)ので、実は個人的にライヴが聴きたいと熱望していた曲。歌唱は思った以上に荒っぽかったが、コレがライヴだ。俺は一切不満を感じなかったね。続いてDNA狂詩曲、D'の純情とハードめな楽曲が続く。コレはフェス仕様ロックモードか?という雰囲気に。

 今回は「曲をたくさんやりたいから」という理由で高速自己紹介。有安安定の「言えてない」&手拍子のタイミングも滅茶苦茶(笑)。あと玉井の「次私!」がツボ(笑)あーりんの自己紹介後に「加入4周年」いじり(百田&有安の無茶振り)が入ったせいでグダグダになったのね。まあ、ライヴ初心者にはハードルの高いコーナーでした。

 続いて新曲、サラバ愛しき哀しみ達よを披露。ヴァースの部分が特に踊れる。思ったより気持ちよい。ジーザス・ジョーンズ見に行ったときの気分に近いね(褒めすぎ)。かなり「暴れる」に近い踊り方が出来る曲。
 ロックモードかと思ったら、高城中心陣形を取ってオレンジノート、続いて白い風と、ポップ路線を続ける。正直どちらも嫌いな曲なんだけど、でもやっぱり「場」ってのは凄くて、普通に楽しめた。でもやっぱオレンジノートじゃ踊れないね(笑)。あとこのブロックで強く感じたのは玉井詩織の上達。歌が上手くなってる。有安にも感じたな。無理してない感じがしてきた。

 短いMCを挟み、舞台袖から省エネスーツを持ち出してこの日のライヴで演らないとは考えられない労働賛歌。数少ないファンキーな曲なので一番踊れるんだけど、アイドルファンって踊るとき脚使わないんだね(多分感覚はメタルの人に近いんだろうけど)。腕と上半身だけで表現するみたい。ファンキーなのに、勿体ない。踊ろうよみんな・・・。
 とか思っていると、ラップパートでいきなり大槻ケンヂが登場。いや、予想の範囲ではあったけど。出てくるに決まってるよな、とは思ってた。結局歌うことはなく、一緒に後半踊って去っていった。
 続いて猛烈宇宙交響曲第七番・無限の愛。この曲ではいつも「高城の声が小さいな」と感じるんだけど、今回ソレがなかった。ライヴ会場でこうなんだからDVDとかになる時ミックスで埋もれることもないだろうし、コレはボイトレの成果かな?高城の声が出てくるようになったら強いぞ。
 ラストはコノウタ。これも決して大好きとは言えない曲だけど、最近は徐々に楽しめるようになっている。それが生で見たらもう少し後押しされた気がするな。

 結局期待してた黒い週末はやらなかったし、聴きたかったBionic Cherryも無かったけど俺は満足。フェス仕様1時間のなかであれもこれもは無理だろうしある程度は諦めること込みで期待していた。ちなみに選曲はメンバーによる物(あーりんのブログより)で、終演後Twitterで色々言ってた奴には「ざまあみやがれ」と言ってやりたい。

 まあ、重要なのは選曲云々より「俺が楽しかった」って事実だからさ。あとからTwitterとか見ると色々不満やらなんやら出てるんだけど、うるせえお前等、と。俺が楽しいと思ったライヴが悪いなんてことはあり得ないわけで、それはきっと俺が楽しんだのとは別の物を見たんだろう。俺はそれには興味はないよ。

 ホルモンとかスチャも良かったけど、ってーか最終的に一番楽しかった空間はスチャなんだけど、ここでは趣旨が違うので省く。いや、とにかく楽しい一時間だった。「感動」とかとは違うな。楽しかった。頑なに「ライヴに行かない」を貫かなくて本当に良かったと思うよ。多分、またいつか行くと思う。チケット取れるか知らないけどさ。