この曲もタイアップがつき、ビデオクリップまで作られたが流石に「トリプルAサイド」とまで言わない感じかな。ハードな曲調が印象的だが、むしろももクロの場合はカップリング向けという印象の曲。これも所謂J-Pop路線と言っていいと思う。
個人的には他のJ-Pop路線より遥かに好きな曲で、ももクロの楽曲中でも「ロックっぽさ」で言えばトップクラスに位置する曲だと思う。ツイッターで「Louie Louie(イギー・ポップのヴァージョン)からの影響があるのでは?」と指摘されていたが、確かにリフ(メロディにもなっている)のパターンは同曲やGimme Some Lovin'に近いものを感じる。
韻を踏まないラップパートは減点。しかもグルーヴを殺す「照らすのだろう」の符割りは最悪。ここだけは本気で文句を付けたい。
雑に言ってしまえば、多分基本は相川七瀬あたりのちょっとロック好きに訴求させたがってるようなJ-Popという感じの曲ではあるんだけど、同時に、メロディなどに昭和の歌謡曲(中森明菜あたり?)をイメージさせる部分もあってノスタルジックな感触があるのかもしれない。
ただ、ハードな曲調やノスタルジックなメロディをぶち壊すように、というよりも茶化しているかのように入る相の手、コレが曲者だ。
正直、最初は明らかに蛇足だと思ってたんだ。カラオケではしゃぐガキって感じで鬱陶しかった。これさえ無ければいいのに、と思っていた。
だけど、結局むしろそれが「ガキども」のリアリティなのかもしれない、と思ったし、それ以上にこういう「よく出来た曲」をぶち壊しにするパンキッシュな快感に気づいてしまったんだな。
実際、コレが無ければそれこそ相川七瀬あたりの曲と大差なかったはずで、実際相川七瀬が嫌いな俺としてはむしろ、この曲も嫌いだった可能性が高い、ということなのだな。つまり、非常に諸刃の剣的でありながら絶妙なアレンジと言えたのではないかと思う。
2012/08/31
ココ☆ナツ
ダブルAサイドでもいいんじゃないの、っていうキャッチーな夏のパーティソング。こういう馬鹿馬鹿しい曲は前山田健一の独擅場だ。
とりあえず先に歌詞について触れると、殆ど意味は無い。だがガキが「夏だー!」ってテンションが無駄に上がってる感じだけは伝わってくる。特に語り草になっている「コ」しか言っていないサビは圧巻。このサビを覚えるのに2回聴く必要はない。元々は歌詞があったというが、レコーディングの現場で「コだけでいいんじゃない?」ってなって変更したらしいが奇跡ともいえる大正解だ。
余談だけど、パフュームの「チョコレイト・ディスコ」も印象的な「コの連呼」が聴ける曲だった。どちらもキャッチーな曲だが、俺はどっちを聴いても筒井康隆「虚構船団」で登場人物のホチキスが発狂して針を吐き出すシーンの描写をどうしても思い出してしまう。
閑話休題。
前山田は怪盗少女の段階以前で各メンバーの個性(使いどころ)を完全に捉えているようで、この曲でも的確な適材適所が展開される(NARASAKIはここまで拘って使ってないのが聴き比べるとわかりやすい)。可愛いパートを暖色系3人(+有安)に回し、あかりは低音パート、そして高城を飛び道具として「ちょいなちょいな」を担当させるというスタイル。後の楽曲だとこれがパターン化しすぎるきらいがあるのも事実だけど…。
「Bop Sho Wa」はBoysなど60年代の典型的なコーラス、間奏のフレーズはゴダイゴ「銀河鉄道999」のオルガンソロの引用と思われるが意図は不明。その後のリズムと叫び声だけになるパートはライヴでは引き延ばされ、「馬鹿騒ぎ」に使われることになった。かなこの気狂いじみた声が印象的。
とりあえず先に歌詞について触れると、殆ど意味は無い。だがガキが「夏だー!」ってテンションが無駄に上がってる感じだけは伝わってくる。特に語り草になっている「コ」しか言っていないサビは圧巻。このサビを覚えるのに2回聴く必要はない。元々は歌詞があったというが、レコーディングの現場で「コだけでいいんじゃない?」ってなって変更したらしいが奇跡ともいえる大正解だ。
余談だけど、パフュームの「チョコレイト・ディスコ」も印象的な「コの連呼」が聴ける曲だった。どちらもキャッチーな曲だが、俺はどっちを聴いても筒井康隆「虚構船団」で登場人物のホチキスが発狂して針を吐き出すシーンの描写をどうしても思い出してしまう。
閑話休題。
前山田は怪盗少女の段階以前で各メンバーの個性(使いどころ)を完全に捉えているようで、この曲でも的確な適材適所が展開される(NARASAKIはここまで拘って使ってないのが聴き比べるとわかりやすい)。可愛いパートを暖色系3人(+有安)に回し、あかりは低音パート、そして高城を飛び道具として「ちょいなちょいな」を担当させるというスタイル。後の楽曲だとこれがパターン化しすぎるきらいがあるのも事実だけど…。
「Bop Sho Wa」はBoysなど60年代の典型的なコーラス、間奏のフレーズはゴダイゴ「銀河鉄道999」のオルガンソロの引用と思われるが意図は不明。その後のリズムと叫び声だけになるパートはライヴでは引き延ばされ、「馬鹿騒ぎ」に使われることになった。かなこの気狂いじみた声が印象的。
ピンキージョーンズ
ユニバーサルから1枚出して、マネージメントサイドのレーベルに移籍(キング内のスターチャイルド)っていう流れもブランズウィックから(仮住まいのリアクションを挟んで)トラックレコードに移籍したフーのレーベル変遷に似ているのが偶然で面白いのだけど、まあこれは完全に余談。
この曲のポイントは「作曲者がロックミュージシャン」というところだろう。Coltar Of Deepers~特撮のNARASAKIはコレ以降もももクロの楽曲に絡んでいくことになるが、これがその最初の曲。スターチャイルド第一弾、更なる心機一転ということか、あえてここまでアレンジや衣装に取り入れてきた和風イメージを(一旦)忘れて、まったく新しい路線を目指す為に彼に白羽の矢が立った、ということだろう。
その試みは成功したと言っていいと思う。ロックミュージシャンでありながらダンスミュージックにも精通し、しかも近年は民族音楽にも造詣の深いNARASAKIがアイドル向けのポップソングという土壌に好きなように趣味をぶちまけた、という印象の曲に仕上がった。 80年代のゲーム音楽のようなイントロのフレーズ、スピード感のあるグルーヴで惹きつけて、サビまで一気にたたみかける。怪盗少女で確立しためまぐるしく入れ替わるソロヴォーカルも当然踏襲。今回はメロディの流れに短いラップ風のパートを自然に挿入したのがいいアクセントに。ここでは実はあーりんのラップが魅力的という新事実も発見されている。
サビの「逆境こそがチャンスだぜ」というフレーズはももクロの基本姿勢を明確に打ち出した歌詞として重要だが、女の子が歌う曲ながら「だぜ」という言い回しで力強く言い切るのがももクロ式。前作のタイトルとも韻を踏んでいる。それでいながら締めの歌詞が「すっとこどっこい」という意味不明具合もまた、彼女たちにしかあり得ない。何が凄いってコレが特にギャグのつもりではないってところじゃないかと。
2コーラス目の導入として組み込まれたインド風(?)のパートにNARASAKIの趣味が垣間見える。声域の低いあかりのために挿入されたとも思えるが、残念ながらあまりぴったり合ってるわけではなかったようだ。
その後の裏打ちコーラスはケチャをスカっぽく使う発想か?(これをそのまま「ケチャ」と呼ぶ人を見たことがあるが、ポリリズミックな使い方ではないからケチャとは全く違うよね)。この部分もスピード感を増強していて気持ちよく聞けるパート。 バックのうねるベースも良い。
大サビに当たるパートではメンバー全員の名前が巧妙に(無理やりに?)織り込まれた歌詞となっているのも「自己紹介ソング」であった前作を踏襲した部分。サビに戻る前にかなこのアクロバットが挿入されるところも同じ。こういう些細な仕込みが随所にあるのがこの曲のきめ細かな部分。よく出来てる。
余談だけど「輝く未来をOh」の部分を「輝くミライボウル」と聞き間違えて「え!予告してたの!?」とか考え過ぎちゃうのは、後追いならではだな。
この曲のポイントは「作曲者がロックミュージシャン」というところだろう。Coltar Of Deepers~特撮のNARASAKIはコレ以降もももクロの楽曲に絡んでいくことになるが、これがその最初の曲。スターチャイルド第一弾、更なる心機一転ということか、あえてここまでアレンジや衣装に取り入れてきた和風イメージを(一旦)忘れて、まったく新しい路線を目指す為に彼に白羽の矢が立った、ということだろう。
その試みは成功したと言っていいと思う。ロックミュージシャンでありながらダンスミュージックにも精通し、しかも近年は民族音楽にも造詣の深いNARASAKIがアイドル向けのポップソングという土壌に好きなように趣味をぶちまけた、という印象の曲に仕上がった。 80年代のゲーム音楽のようなイントロのフレーズ、スピード感のあるグルーヴで惹きつけて、サビまで一気にたたみかける。怪盗少女で確立しためまぐるしく入れ替わるソロヴォーカルも当然踏襲。今回はメロディの流れに短いラップ風のパートを自然に挿入したのがいいアクセントに。ここでは実はあーりんのラップが魅力的という新事実も発見されている。
サビの「逆境こそがチャンスだぜ」というフレーズはももクロの基本姿勢を明確に打ち出した歌詞として重要だが、女の子が歌う曲ながら「だぜ」という言い回しで力強く言い切るのがももクロ式。前作のタイトルとも韻を踏んでいる。それでいながら締めの歌詞が「すっとこどっこい」という意味不明具合もまた、彼女たちにしかあり得ない。何が凄いってコレが特にギャグのつもりではないってところじゃないかと。
2コーラス目の導入として組み込まれたインド風(?)のパートにNARASAKIの趣味が垣間見える。声域の低いあかりのために挿入されたとも思えるが、残念ながらあまりぴったり合ってるわけではなかったようだ。
その後の裏打ちコーラスはケチャをスカっぽく使う発想か?(これをそのまま「ケチャ」と呼ぶ人を見たことがあるが、ポリリズミックな使い方ではないからケチャとは全く違うよね)。この部分もスピード感を増強していて気持ちよく聞けるパート。 バックのうねるベースも良い。
大サビに当たるパートではメンバー全員の名前が巧妙に(無理やりに?)織り込まれた歌詞となっているのも「自己紹介ソング」であった前作を踏襲した部分。サビに戻る前にかなこのアクロバットが挿入されるところも同じ。こういう些細な仕込みが随所にあるのがこの曲のきめ細かな部分。よく出来てる。
余談だけど「輝く未来をOh」の部分を「輝くミライボウル」と聞き間違えて「え!予告してたの!?」とか考え過ぎちゃうのは、後追いならではだな。
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