2014/01/27

いつか君が

事ある毎にライヴやテレビで共演してきたmiwaとの、録音物としては初のコラボレーションとなる作品。また、「あの空へ向かって」以来久々に歌詞をメンバー自身が手がけたことも話題になった。残念ながらmiwaクロでなく、ももいろクローバーZ名義でのリリース。

 ファンの間では待望された作品と言っても過言ではないが、残念ながら曲の出来は平凡。「あの空」もそうだし、「オレンジノート」や「走れ!」と殆ど区別が付かない「何の変哲もないJ-Pop」だ。決して悪い曲、と言うわけではない。好き嫌いで言えばオレンジノートなんかより遙かに好きだし、聴いていてそこそこ心地よい面もある(ソレは俺がももクロのファンとして「慣れて」きたという意味でもある)のだけど、最初から最後までフックは全然無いし、聴き終わったらメロディが脳に残ることもない。聴き飛ばして終わりの使い捨てポップス。リリース後なんとか2回くらい聴いたけど、レビュー書くためじゃなかったら意識的に聴き返すこともなかったと思う。

 とは言え、GOUNNで食傷気味になった耳には非常に居心地がよい。特にライヴで見ると、メンバーが可愛く見えるというのはアドバンテージか。テレビとLVで観て少しそう思えたね。要するに、アイドルに「癒し」(言葉としては大嫌いだが)的なものを求める面がある人間にとっては、こういう平凡すぎるポップスがむしろ丁度良いのかも知れない。オレンジノートの時のような酷評が出来ないのはそういう理由がある。

 せめて、もう少しだけ良い曲だったら積極的に聴くんだけどな。

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