2013/04/02

シングルベッドはせまいのです / ももたまい

ももたまいは通り百田+玉井の名前を繋げた安直なユニット名。この曲の破壊力はももいろクローバー全楽曲のなかでも屈指のものであり、例えば外出時にiPodなどでうっかり聴いた際、にやけ顔を抑えるのに必死にならざるを得ないという被害が多数報告されている。

  楽曲は夏菜子の渋谷系路線(?)の流れに沿った、ゆったりした16ビートのトラックに「会話調ラップ」を乗せて構成したもの。なんとなくポール・マッカートニー/マイケル・ジャクソンの"The Girl is Mine"(この曲も間奏部分でマイケルとポールの「会話」が聞ける)に似た雰囲気を感じる。ももクロのの曲のなかではスターダストセレナーデと並び清涼感を感じさせる曲で聴き心地はとても良い。

 サビのダサさはどうかと思う部分もあるのだけど、まあこの曲があんまり格好良くても困るってのもまた事実。まあリズムに対する歌詞の載せ方がね。こういうのはやっぱり「ラップ」とはとても呼べないしそこを狙ってるワケでもないのだろうけど。

  歌詞に関してはどうこう言うものではないが、メンバー二人とはいえUstなどで見れる、ある種ファンタジーとリアルな女の子の中間点を楽曲に落とし込んだものと言えるか。間奏の会話は前山田健一が本人たちの素の会話を盗み録りしたものだという。玉井の(自らに対する)「かわいいじゃん」発言後の夏菜子の絶句が圧巻。

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