2013/01/29

LOST CHILD

NARASAKI作曲の比較的暗めの雰囲気を持った曲。ロックバンド向けにアレンジすればCortar of Deepersで演っても違和感がなさそうな曲で、そういう意味では過去の提供曲に比べてインパクトというか、個性が弱い感じでもある。まあシングルのB面曲には丁度いいのだろう。

  ももクロの楽曲の中ではエレクトロ色の強い楽曲の一つで、ヴォーカルにもエフェクトが使われているのが一つの特徴。やはり印象が強いのかこれだけで「パフューム的」という向きもあるようだが曲調としては全く違う。ステージではContradictionと同様の位置づけで使えるタイプの曲かな。前半で使われてる印象が強い。

 リズム構造はダンスミュージックなんだけど、全体に鳴り響くタンバリンがやたらに五月蠅くていまいち集中して踊れない。それでも中間部のテクノっぽさが増す部分では熱くなってしまうのは俺の91年病なのでやむを得ないだろう。ハードコアテクノ風のシンセ音もたまらない。

 ハードコアテクノ風パート後のラップ(?)部分からはちょっと明るい雰囲気も出てきて違和感あるんだけど、まあアイドルとしてのバランスかな。押し通しても良かったような、コレがないともっと単調なような。ちょっと自分でもどう捉えるべきかよく解らない部分。

  余談になるが、「猛烈」EPは他のももクロのシングルがダブル(またはトリプル)Aサイドっぽいのに対し「タイトル曲とそのカップリング」というイメージが強い。DNAもこの曲もキャッチーなシングル曲というより、別の側面を見せるタイプの曲になっている。それはそれで、良いと思うのだけど。

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