2014/01/10

3Bjunior Live Final "俺の藤井"2014(LV)

某所で「俺の藤井」LVを観てきた。どこで観たかは秘密。

 勿論、ももクロ以外はようやくエビ中を聴き始めた程度。勿論「藤井」が誰かも知らない。場としては基本アウェイなんだけど、映画館と言うことで座ってゆっくり観よう、というスタンスで。しんどければ外で休んでもいいか、程度の気分で観ることにしていた。まあ、結果としては全部観てしまったんだけど。

 行く前にも「幼女芸能に耐えられるか」という話を同行者としていたのだけど、オープニングのみにちあベアーズはまさしくそれであった。でも、楽曲とサウンド及び見せ方のコンセプトが思いの外しっかりしていて、予想外に見やすかった。曲も適度にファンキーで悪くない。チアという方向性のおかげで歌わないメンバーが無駄になってないのはいいことなんだろうな。

 次のたこやきレインボーが観ていて一番しんどかった。色分けのせいでももクロ、しゃちの更なる焼き直しに見えてしまうこと(なにわのはにわは猛烈のパーツをばらして組み直しただけの曲だ)、無理に「面白い大阪人」を演じようとして空回りしている感覚、それに、トラックの音像が異様にぼやけていて、歌も含めて何を演ってるのか全然解らない。音数が多すぎるのかとも思ったが、しゃちやももクロはもっとクリアだったからこのグループの録音の問題だろう。これはちょっと、コンセプト、サウンド共に色々見直してあげないと不幸な結果になりそうな予感。

 KAGAJO 4Sは既に解散が決まっているという。基本的に可愛い子の集まりだなぁ、とは思ったけど、まあ取り立てて引っかかりもない、先輩格に当たる他の連中と似たような路線をより地味に展開している印象。一番一般ウケのしそうな綺麗な子が全く歌が歌えていない、ってのもなぁ。言っちゃあ悪いが、限界を感じる。

 チームホタルイカは「子供がいっぱい出てきたなあ」「全員マイク持ってるけどワイヤレスのチャンネル数足りるのかなあ」というイメージだけ。続いて出てきたチーム大王イカは「歌の下手糞な子を集めたグループなのかなあ」という印象。そしてこの「イカ」というコンセプトはいったいなんなのか。あと、大王イカ終了後のオチのない小芝居はどうやらエビ中の展開に関わるネタだったようで。

 卒業式はまあ、そういうもんでしょう程度の。一人凄い美人が居たなぁ。しかし他の子達と比べると玉井は異質だ。他の3人(誰かは知らん)は所謂美人タイプ。もう明らかに一人だけ育ちが悪そうというか(実際にどうかという話しではない)。それはともかく、「今でしょ」ネタは勘弁して欲しかった。

 後半戦はチームしゃちほこから。オープニング曲、いいくらしはどうやら新曲だったらしいんだけど、コレがまるっきり90年代初頭の、まるでXLからリリースされたかのような完璧なハードコアテクノでグッとくる。同行者と二人して大喜び。勿論303サウンドも登場。俺一人だけ「Aciiiiiiiiid!!!!!」ってなってたのだけど、しゃちの熱心なファンと思われる連中さえ棒立ちでぽかーんとしている。やっぱりアイドルファンは踊れないのだなぁ、と思ってしまういつものパターン。でも、この曲はリリースされたら買いたい。
 他の曲はワリと普通だけど、パフォーマンス的に前半の連中とはレベルが違うな、と思わされた。同行者に言わせると、少し前までは全く駄目だったらしい。成長に驚いていた。期待していた「気狂いじみた曲」こと愛の地球祭は演らなかったのが残念。

 私立恵比寿中学は最近少しずつ興味を持っていたのでそれなりに楽しみにしていた。まあ、俺が大好きなAnother Dayを演らないのは予想済みだけど(フィーチャーされてる子が脱退するって言うから彼女の見せ場としてやることを微妙に期待してた、と言うのも本当)。
 メンバー脱退を控えている状態だったけど、それには特に触れず(おそらく)通常のパフォーマンスを見せて来たのはアウェイな立場としては有り難かった。ここでウェットになられるとこっちは置いてきぼりだからね。
 残念ながら俺の馴染みの深い曲はあまりやらなかったけど、誘惑したいやはいい曲だと思えたし、アルバムで全然いいと思わなかった放課後下駄箱ロックンロールMXがかなり楽しめた。ほうきにフェンダーのストラップが付いていたのには笑った。そして、特に曲終盤での(エア)ウインドミル奏法はフーの大ファンとしても満足出来る腕の振り。あのパフォーマンスすることを許可する。

 ももクロの前に特別ユニットが2曲。ってか、もっとやるかと思ってたら二組で終了。最初のは杏果と、エビのショートカットの子と、しゃちの子らしき3人組で、てんかすトリオと言うらしい。比較的歌が上手い子を集めたユニットのようだ。楽曲はまあ全然面白くないんだけどエビの子が着てた衣装が良かった。可愛いようでちょっとフェティッシュなタイトなラインを見逃す俺じゃないぜ。
 もう一組はエビ二人、しゃち、たこやき(多分)と思われるメンバーでチーム東名阪と名乗りなんかお正月っぽいオリエンタルな曲を歌う。まあ楽しいんだけどそれだけ、というような、お祭り用。
 2曲ともオリジナル曲だが、各グループの所属レーベルの関係から、リリースはあるのだろうか?商売的にはこのまま捨てるのは勿体ないが、純粋に曲としては別に捨ててもいいんじゃないかという感じの2曲だった。

 そしてももクロ。やっぱり格というか、場慣れ感が全然違う。卒業式より前登場グループと、しゃち、エビと、ももクロっていう3組に分けて考えた方がいいのかな。このレベル差、と言う意味では。厳密にはしゃちとエビにも格の差を感じたけど、まだ同じ括りに入れられるレベルな気がする。
 選曲も、他のグループのファンも多い場だというのにヒット曲オンパレードは避けていきなりBirth O Birth仮想ディストピアという流れ。そしてももクリ新曲の泣いちゃいそう冬。広瀬香美作曲と言うことで、さぞかし糞だろうと思って聴いたらそれほど悪くない。いや、つまんない曲だけど、メンバーが可愛く見えるから良いかな、と思った。それはmiwaのいつか君がも同じ。そういえばこの曲で斜め下からのアングルで高城が映ったとき、miwaに似て見えたな。それとどの現場でも空のカーテンで踊ってるのが俺一人、って状況はどうにかならないのか。
 後半は労働讃歌怪盗少女と、ようやくヒットソングを持ち出す。流石に盛り上がりは凄くなったが、MCを挟んで新曲の鋼の意志を演ったところでテンションダウン。なんだか妙に退屈な曲で、スタンドマイクのせいでメンバーの動きもないし、サビの音程が変だし、なんかいいところが一個もない感じでこの曲がラストってのは酷いな、と思った。

 このあとアンコールという形を取るかと思っていたのだけど、そのままももクロが全出演者を呼び込むかたちで新曲七色のスターダストを歌う。こういうコールとかうりゃおいとか入れようのない曲はいいなぁ、と思いながら聴いていたことは秘密だ。俺、この曲結構好きよ。普通で。

 最後は出演順に退場。エビと一緒に高城、夏菜子がはけようとしたり、ラスト卒業生チームで締めようとしてネタに詰まり、またしても「今でしょ」をやってしまう玉井など、まあグダグダなのはこの連中、多分この事務所全体の持ち味なんだろう。

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