2013/05/11

PUSH

Z女戦争EPはジャケも3種類あるし、またしてもトリプルAサイド的なシングルなのだけど、CMでも使われて比較的メジャーな立場になったのはこの曲なんじゃないだろうか。曲の雰囲気も「いつものももクロ」で、長さも普通だからむしろ「Z女」よりとっつきやすかったのではないか? 

 アッパーな曲調と歌詞は「モノノフ」好みであり、ライヴでのパフォーマンスを期待されている曲の一つでもあるが、曲、詞ともに過去の楽曲の焼き直し(D'の純情とか)という印象が強く、また、当時のライヴでの演出(オープニングに君が代を歌うなど)と相まって「ももクロの右傾化路線」という印象も付加されてしまい個人的には印象の悪い曲。勿論考えすぎではあるけど、なんか押しつけがましくて嫌だった。
 右傾化問題はともかく、サビの「負けたくない」の連呼などは「またこれか」と感じてしまった(猛烈やZ女では気にならなかったのだけど)。ソロパートの割り振りも「いつも通り」という印象。

  面白いのは、前半まで「日本応援」的な歌詞であるにもかかわらずミドルエイトの部分から突然パーソナルなラヴソングに変貌してしまうところ。ここまでの酷評の流れだと「唐突すぎる」と批判したいところだが、唐突が更に変な方向に振りきれてしまって逆にももクロらしささえ感じさせてしまった、という、まあ狙ってはいないんだろうけど。

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