2012/11/14

だって あーりんなんだもーん☆ / 佐々木彩夏

6曲の中では圧倒的な出来と存在感、インパクトを誇る佐々木彩夏のソロ。

  他の5人には夫々に音楽的なコンセプトが与えられたのに対し、彼女の楽曲コンセプトは「あーりん」だ。もはやこれは「アイドル」というコンセプトではなく「あーりん」である。

  もともと「アイドル」というジャンルを逸脱したももクロは所謂アイドルとは別ジャンルと言ってしまってもいいのだけど、この曲によって更にその内部(外側!?)に「あーりん」というジャンルさえ確立してしまったと言えるのではないだろうか?

  突き抜けた楽曲と歌詞、それをてらいなく歌い切るあーりん本人。何を言っても無駄だ、という破壊力抜群の作品に仕上がっている。これほど「解説しても無意味」と思える曲は無いな。この曲に対してリスナーが出来ることは「脱力」「爆笑」「呆れ」「萌え」のどれか(もしくは、全て)だけである。 

 アルバムの曲順的にはこの曲の後に有安、高城が来るので元々インパクトの無い楽曲の存在感を更に薄めてしまっている。コレをラストに、オチに使えばよかったのだ。

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