2013/05/19

ニッポン笑顔百景 / 桃黒亭一門

ももクロ史上最大の手抜きプロジェクトのリードトラックだが、幸か不幸か3曲中では一番聴ける曲。

 基本コンセプトだけで出来上がっていて、冒頭の寿限無とサビが全てと言っても過言ではなく、あとはラップ風に既存の小咄(寿限無もだけど)を載せてるだけ。勢いで押してるのでなんとなく聴けてしまうのだけど、どうも繰り返し聴く程の曲ではないね。あーりんと杏果の小咄、妙に楽しいんだけどね。

 普段の前山田健一はパート割りはとても上手い(メンバーとの信頼関係が他の作家に比べてずば抜けていることもあるし)のだけど、残念ながらこの曲では凡庸な印象が強い。特にミドルの杏果の使い方はあまりにも安直でがっかり感の方が大きい。

 林家木久扇の小咄(つまんねえんだコレが)が挿入されたヴァージョンも併録されているが、わざわざ分けた理由が解らない。1曲目の方が「7インチ・エディット」的な意味なのかな。それにしても木久ちゃん老けたなぁ。

0 件のコメント:

コメントを投稿